大峰奥駈道縦走 家路へ
昨夜は何時に寝たのか覚えてないくらいベッドに横になった瞬間から記憶がありません。
3日続いた小屋、テント泊に比べると天国です。当然、照明は付けっ放しでした。
朝4時半に起床して帰り支度をして、5時からオープンの露天風呂に入りました。蕁麻疹も今日は出ていません。
昨日は少し熱かったお湯もぬるめの入りやすい湯温でした。
8時過ぎにチェックアウトを済ませて歩いて30秒くらいのバス停に行くとすでに外国人が2人待っていました。
バスに乗車して間も無く湯の峰温泉♨️というバス停から大量の外国人が乗り込んで来ました。30人乗りくらいのバスですが、一瞬で満員となり、日本人は3人くらいだったと思います。
実は今回の最終日は湯の峰温泉に泊まる予定でしたが諸般の事情により川湯温泉に泊地を切り替えた経緯があります。
歴史的にも湯の峰温泉の方が古くて魅力的でしたがやはり外国人にもその方が受けが良いのかもしれません。(川湯温泉♨️も決して悪くはありません。)
日本にはまだまだ素晴らしい所がありますが、日本人がそれに気付いていない気がしました。
紀伊田辺駅まで2時間弱のバス内は外国に日本人が1人で行ってる様な雰囲気になりました。
途中バスが数分停車すると運転手さんが乗客に声をかけ始めて何人かにチケットを配ってました。
次の停留所で5人くらい別のバスに乗り換えてました。行き先は『高野山』でした。
何度も言う様ですが、日本にはまだまだ素晴らしい所がありますが、日本人がそれに気付いていない気がしました。
約2時間のバス旅の後、紀伊田辺駅から『くろしお』に乗って帰って来ました。
昨日より階段がキツイです。
人間気力が大事なんだと実感してます。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
大峰奥駈道縦走 6日目
今朝は4時過ぎに起きました。
やはりテントもあまり寝ることが出来ませんでした。完全に寝たのは1時くらいかと思いますが寝不足感はありません。
外はまだ暗く、テントの撤収の前にテント内で荷物整理です。明るんで来たらザックを外に出して、売店の前のタープの下に置きました。昨夜は雷の鳴る雨でしたが、今朝には止んでました。
身支度を整えて5時20分に駐車場を出発です。
参道が長く、10分以上歩くと本殿です。
ちょうど神官さんが朝の御饌のお供えと祝詞を唱える準備をされてました。
今までの無事を感謝して参拝しました。
さて、本殿のすぐ下から『大峰奥駈道』となりますが、ココで5時45分くらいでした。
杉の大木群の中を下っていきます。
玉置神社には神代杉やいわれ杉といった杉の古木が幾つかあります。興味のある方は是非参拝してみてください。
今日の最初のポイントは『大森山』です。
いったん高度をグッと下げてからの登りです。
その登りが結構長い❗️
最終日で気が緩んでるのかいつもより元気が出ません。いつもは3時間行動してアミノ酸を投入しますが、今日は1時間で最初のアミノ酸を投入しました。ちなみにアミノ酸は1日3回分しか用意していないので後2回で終了です❗️
何とか『大森岳』に登頂しましたが今日は調子が良くありません。
今日のコースは一気に標高を下げて、急登を登る感じですが、下りが急過ぎてブレーキが効きません❗️至るところにロープがありますが昨夜の雨もあって滑ります❗️ブレーキがボディブローの様に効いてきてヒザが痛くなり、さらに踏ん張りが効かなくなります。
急登、急降下の時は写真が無くてスミマセン。
『五大尊岳』
『大黒天神岳』
いずれも急降下の後の急登です。
が、『大黒天神岳』を降ると少し平和な感じになりました。
とほぼ同時に雨が降って来ました。
下界が見えて来ましたが霧で良く見えません。
『吹越山』
『吹越峠』
ややこしい❗️
ついに目指すゴールの『大斎原』が見えて来ました。
しかしココからが、長い❗️いちいち山の頂上を通過するのでなかなか着きません。もう無理❗️
と思ってたら着きました。河原に❗️
水垢離をして渡河の後、大斎原に着きました。
本宮参拝前に茶店に寄ってビールのつもりが何と置いて無い❗️仕方がないので抹茶アイスオレを頼んで一服❗️
そして、ついに❗️ついに❗️ついに‼️
本宮到着‼️‼️‼️
5泊6日の旅終了です!
この後本宮参拝して来ました。
応援頂いた皆さんありがとうございました。
何とかゴールする事が出来ました。
そして今日はあまりに臭い体を清めるため、川湯温泉♨️に泊まります。
今ビールを飲みながら本ブログを書いています。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
大峰奥駈道縦走 5日目
昨夜の小屋泊も寝つきが悪く、9時頃から寝る準備万端でしたが夜中12時過ぎまで目を瞑るものの起きている状態でした。更に私以外誰も居るはずが無いのにガサガサ音がします。ヘッドライトを着けてそちらを見るとなんと、ネズミが食べ物をあさっていました。何とか無視して朝4時過ぎに起床です。
昨日の薪が完全に消火されているのを確認して5時20分に活動開始です。
天気は良さそうです。
今日最初に狙うピークは『笠捨山』です。
いきなりの急登です。
ピークかと思えば少しなだらかな傾斜となりまた急登の連続です。
コースタイム1時間20分のところ、1時間40分もかかってしまいましたが何とか登頂です。
鎖場の連続でホント危ない❗️
何とかクリアです。
『香精山』を登り終えると一気に下ります。
後は一気に下ります。
せっかく獲得した位置エネルギーを一気に放出です。
しばらくすると一般的な『熊野古道』ぽくなりますがだんだん登り始めます。
今日のゴール『玉置神社』はまだまだ先です。
ココからずっと長い長い登りになります。
『 花折塚』というところからコースタイム55分で玉置神社です。しかし長い!距離が下界の様に縮まりません❗️
世界遺産の記念碑が出てきましたがハッキリ言ってコレは『車用』です❗️
ココから急登となり、やっと玉置山頂に到着です。
玉置山頂から下って玉置神社を参拝しましたがとりあえず売店に行ってビールが飲みたい❗️
駐車場に向かいます。
しかし今日は休みだとのこと❗️
事前調べでは土日祝は営業の筈なのに❗️
仕方ありませんが、明日に備えます。
今日はテント泊です。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
大峰奥駈道縦走 4日目
始めての小屋泊はよく眠れませんでした。
起きたら両腕に蕁麻疹の様なものが出来ていました。
今日は天気は良さそうです。
雲海が見えました。
水を水場で補充して朝5時10分頃行動開始です。
間も無く『大日岳』が現れましたが、ココは行者の行場で危険のため、回避です。
『太古の辻』ココから南奥駈道となります。
一昨年ここで熊に襲われる事件があったとか。
そういえば道中熊の糞らしきものが結構転がってました。
今回の旅路で始めての青空です。
奥守岳を過ぎ、
『天狗の稽古場』という所を通過します。
『地蔵岳』
『般若岳』
次々に登っては降り、登っては下りを繰り返します。まさに『修行の道』
『涅槃岳』
『阿須加利岳』
ピークを取っても感激が無くなって来ました。北奥駈より南奥駈の方がツライです❗️
景色も地味で普段登ってる奥多摩の山々と変わらないけど、ピーク&トラフの繰り返しです。
『平治宿』を過ぎたあたりから少し雲行きが怪しくなってきました。
ここで新たな問題が...。
昨日から靴が浸水していますが、足がふやけてそれが靴との摩擦を起こして非常に痛いのです。靴浸水問題を解決しないとゴールも危ういかもしれません。
『天法輪岳』
『倶利伽羅岳』
そして今日最後のピーク『行仙岳』ですが最後に心臓破りの急登❗️身も心もズタズタです。
何とかピークを取って下山して今日の宿
『行仙宿』に向かいます。下りが足の裏に響きます。
『行仙宿』に到着!ちなみに今日も独りぼっちです。非常に手入れが行き届いている、良い小屋です。そして何とストーブと薪があります。
早速火を起こして靴下と靴を乾燥させます。
途中2回ほど靴下を焦がしてしまいましたが完走も危ういと思っていた所に『天祐』です。
シッカリリカバーして明日に備えます。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
大峰奥駈道縦走 3日目
今朝の起床は5時過ぎでした。
6時からの朝食を済ませ、いろいろ準備して出発は7時頃でした。
天候は霧です。
昨日の靴は乾く筈もありませんが、今日は長ズボンにして出発です。
すぐに近畿最高峰の八経ヶ岳に着きました。
笹が生い茂る道を歩いていきます。
天気が雨模様に変わって来ました。
道中何度も彼らを見かけました。
雨も強くなり、靴の浸水は止まりません。
『孔雀の覗き』霧で何も見えません。
やっと空鉢岳という所でザックを置いて、レインコート(下)を装着❗️
今更ながら最初からコレを履いてれば何の問題も無かったのに...。
その後超絶な急登を登り、釈迦ガ岳に登頂❗️
何気なくスマホの機内モードをオフにすると、何と電波繋がるやん‼️
早速昨日の下書きを はてなブログ に投稿しました。(投稿ちゃんと出来てるんかな?)
釈迦ガ岳を下った所にある『持経宿』という所に泊まります。14時過ぎに到着でもう少し進んでも良いのですが、かなり進まないと次の小屋がないので今日はここまでです。
多分誰も来ないのでこの小屋で独りぼっちです...。
さて、夜は自炊です。と言ってもいわゆるマジックライスとフリーズドライ食品ですが。
アマノフーズのフリーズドライ『牛すき丼』マジ美味い‼️このまま店で出せるクオリティーです。まぁ量は相変わらずなので2人分食しました。
さらにこちらの小屋ですが、携帯が充電出来ます❗️ウレシー‼️基本的に機内モードにしていますがそれでも60パーセントぐらいまで減ります。(GPS使用のアプリ使ってるので)
大容量バッテリー持って来てますが、持つか心配なので...。
今日は雨のため写真が少なくてすみませんでした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
大峰奥駈道縦走 2日目
今日の宿 弥山小屋は非常に立派な山小屋ですが、携帯、4G共に圏外ですので、後日UPとなります。
今朝は4時30分に目覚ましに起こされました。アミノ酸が効いてるのか?疲労感はそれほどでもありません。
5時に朝食を食べて、5時30分頃から行動を開始しました。
大峰山を後にして笹の生える道を行きます
半ズボンにタイツを履いていましたが朝露に濡れたソックス越しに水が大量に靴に入り込み、気がつけばビショビショでした。(しまった)
途中沢があり、『宿坊の方からも美味しい水なので汲んで行ったら良い。』と言われてたのでペットボトルの水を捨てて入れ替えました。
しばらくあるくと女人結界が出てきました。
歩き始めて2時間くらいで大普賢岳に到着です。ココで靴が浸水してる事に気がつき、半ズボンに裾を装着しましたが、時すでに遅し!
『水太覗き』晴れてればきっと良い眺めなんでしょうが、霧で全く見えません。
国見岳を過ぎると鎖場が頻繁に登場します。
七曜岳を過ぎて、
行者還岳
そこから下ると水場があり、水を補給。
少し行くと『行者還小屋』があります。
立派な山小屋です。
天気はやはりパッとしません。
晴れ男のつもりなんですが...
目指す弥山まであと2時間15分だいたい14時くらいに着きそうな雰囲気。
『聖宝ノ宿跡』に到着。
ココからコースタイム55分!
2時前に小屋到着か?楽勝❗️
と思いきや、急登の始まり始まり❗️
背中に約15kgの重量を背負うと登り、特に連続する急登はこたえます。
途中2回の大休憩を取り、宿着は14時15分くらいでした。登りきった足は生まれたての子鹿のように震えています。
宿は非常に大きく、立派です。
14時台に宿に入れたのでジックリリカバーして明日に備えます。
とりあえずお疲れ❗️
最後まで読んで頂きありがとうございます。
大峰奥駈道縦走 1日目
さて、今日から大峰奥駈道 縦走です。
朝5時38分の電車に乗る予定が水筒の水漏れで1本後の電車になってしまいました。
さらに、ヤマヒル対策のスプレーもザック内で漏れている事が発覚し、最悪のテンションのスタートとなりました。
吉野駅を下りて早速スタート。
蔵王院前を通過。
途中の分かれ道で車道を選んでしまい、あまり面白くない景色を歩きます。
金峯神社を通過する途中本格的な山道に入ります。
四寸岩山を登る急登は『もう今回は中止しようか?』と思うくらいでした。
二蔵宿小屋では山上ヶ岳まで4時間となっており、宿坊に到着は6時くらいになりそうです。
想定以上にしんどく、また、水を大量消費します。4リットル持っていましたが宿坊まで保ちそうにありません。
と思っていたら目の前に沢が現れ、補給することが出来ました。危なかったです。(写真ありません。悪しからず)
5番関というところで女人結界があり、ココから女性は入れません。
高齢の男性に追いつきました。
目的地は同じ宿坊のようです。
私に1時間遅れで到着されてました。
ただ、ココから3時間かかるとの事で本当にイヤになります。
荷物が多過ぎるのかマジでツライ❗️
途中、木が風で倒されてました。
根っこに岩が付いています。スゲー❗️
イヤイヤ歩いていると洞辻茶屋が見えて来ました。
何か食べたい❗️
ガーン‼️営業してない!
ココから宿坊まで1時間❗️
気合いで乗り切ろう❗️
やっと山頂らしい雰囲気が...。
ヤッター❗️到着❗️
でもメッチャしんどいです❗️
明日の方がしんどいらしい...。
イケるかな?
食事は精進料理でした。
でもしんど過ぎてあまり食べれませんでした。
良い宿坊でお風呂にも入れました。
アミノ酸大量摂取で明日に備えます。